2019年07月07日

結論延期能力。

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だいぶ以前に見たテレビの話で。
心理学の植木理恵先生が、「結論延期能力」という話をされていました。

それを聞いた時、「へぇ〜、それも能力って言うんだな」と妙に感銘を受けたのです。
それから少し時間は経ちましたけども、私なりにその時感じたことを、まとめてみようと思います。

これは、読んで字のごとく「結論を曖昧なまま、先延ばしにできる」という心の力なのです。

一言で言えば、優柔不断とも言えます。
ですから対義語として考えると、即断即決ですね。
「白黒はっきりつけないと気が済まない」とか、「もやもやしたままでは耐えられない」といった人は、植木先生曰く“曖昧さへの耐性が低い”、ということになるそうです。

一見、「それっていい加減なだけじゃないの?」とも思いますが。
実は、これは心理学的に大変重要な意味を持っているそうなのです。

その理由はいたって明確。
世の中や社会に起きる出来事のほとんどは、白黒はっきりつけられるようなものではないから。
なんでも即決するよりも、慎重に考えた方がいい場面もありますよね。
ビジネスであれば、速やかな決断力が重要な場面も多いと思いますが、私生活においてはなんでも結論を出すのがよい、というものでもありませんよね。
とくに、家族の関係や、夫婦間の問題なんてのは。

このことから、曖昧さへの耐性が低いと、人間関係に良くない影響を与えるだけでなく、うつ病など、精神疾患の発症率が高くなってしまう、とのことでした。
あるいは、失敗や間違いを恐れるため、否定的な決断ばかりを下してしまうこともある、と。

なにより、あらゆる物事は、その場ではっきり断じなくとも、時間が解決してくれる場合もある。
情況が変われば、解決の糸口が見つかる場合もある。

そういったことから、その人の持つ「力」として、結論を先延ばしできるのも一つの能力と考えられるわけです。

ただ、もちろん優柔不断が全て正しい、ということではなくて。
心の健康や、強さという観点から見ると重要な要素だ、ということのよう。

みなさん、自分に照らしてみたとき、どんな風に感じられますか?
posted by メタマネ佐藤 at 07:13| Comment(0) | 日記