2017年11月21日

アンダースタンド。

下積みしなくちゃ、物事はわかりませんよ。
英語で「理解する」はアンダースタンドですね。
下に立たなきゃわかりません。
(木下サーカス 4代目社長 木下唯志)

岡山が世界に誇るエンターテイメント、木下大サーカス。
浮き沈みの激しいショービジネスの世界で、100年以上続くことから、“奇跡の企業”とも言われます。
常に革新的なショーを展開し、年間120万人を超える観客動員数をキープしていることから、世界三大サーカスの一つとも言われています。

現在の木下唯志社長は4代目。
ご自身も、若い頃は空中ブランコの演者でもありました。
練習中に転落して頸髄を痛め、復帰に相当時間を要したこともあるそうです。

冒頭の言葉は、木下社長の仕事に対する姿勢を表している言葉ですね。

木下社長は、現場に出て、雑用に勤しむことに全く抵抗はないそうです。
猛獣がたくさんいるわけですし、世界中を巨大なテントで回るわけですから、たいへんな労力がかかることは想像に難くありません。
しかし、社長となった現在でも、率先して先頭に立って、雑用をこなしているのだそうです。

そんな木下社長の言葉が、冒頭の「アンダースタンド」。
70歳を目前にした現役社長の口から、こうした言葉が出てくるということに、積み重ねてきた人生の重みを感じます。
まさに率先垂範ですね。

そしてこれは、何にだって言えることですよね。
下積みをしないでいきなりトップに立ってしまうと、現場の苦労が経験できませんから、社員の気持ちがわからない「世間知らず」になってしまう。
これは本当に恥ずかしいことなんですが、誰も指摘なんてしてくれません。
これって、めちゃくちゃカッコ悪いですよね。

そして、コトは“カッコ悪い”だけでは済まない。
職場の人間関係が崩壊したら、組織も崩れます。
一旦崩れた足場を立て直すのは、容易なことではありません。
崩れてグズグズのままやってると、赤字が続いて「店じまい」なんてこともあり得るわけです。

だからこそ現場に立ち、本質を理解する。
サーカスという、ハイリスクかつハイパフォーマンスを求められる世界で、そうした厳しさと責任感を持ち合わせているからこそ、木下大サーカスは100年以上続いてきたのでしょう。

そう考えると、なんとも含蓄のある言葉。
味わい深いです。
posted by メタマネ佐藤 at 22:50| Comment(0) | 日記
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