2011年02月23日

メタマネむかしがたり ばあちゃんのお百度参り

どうも、メタマネです。

今日は家族の思い出話でもひとつ。

一人っ子で、小さい頃はめちゃめちゃ甘えん坊だった僕は、生粋のおばあちゃん子。

前にも少し書いた事があるんですが、うちのじいちゃん、ばあちゃんは開拓農民でしたから、ふたりとも半端ない根性の人でした。

そんなばあちゃんのド根性にまつわる、思い出話をさせて貰いたいと思います。

僕は小さい頃、小児ぜん息がありました。

なんでもない時は良いんですが、一旦発作が起きると夜も眠れない。
横になっている事も息苦しくて出来ないので、布団を高く積んで、そこにもたれて、往診の先生を待つ、という事も多かったんです。

色んなお医者さんに行きました。
神頼みにも行きました。

そんなある時、ご祈祷の先生から、こんな事を言われたんですね。

「北向きのお地蔵様にお百度参りをしたら、きっと病気は良くなります。」

それからというもの、ばあちゃんは毎日朝5時に起きて、片道1時間ほどの道を歩いて、お百度参りを踏んでくれました。
雨の日も、寒い冬の日も、休む事なく。

病気が良くなるまで、百回とは言わず、何年も続けてくれました。
僕は凄く申し訳なく思ったのだけれど、ばあちゃんは「健康作りになるから、これでええんじゃ。」と言ってくれた。

そのうち、般若心経の写経も加わって、毎日4時間余りが僕の為の“祈り”に費やされたんですね。

自分で言うのは恥ずかしいけど、凄い愛情を感じる事です。
僕はそれを、いつも肌で感じて来たんです。

そして元気になって、大人になって。
僕には万分の一も恩返しが出来ないまま、ばあちゃんはいなくなってしまいました。
ばあちゃんとの別れは突然で、本当に悲しかった。
葬式の日は秋分の日で、抜ける程天気が良かったのを思い出します。

僕はいつも思うんです。

ばあちゃんが注いでくれた愛情があったから、今の自分がある、と。
お祈りの効果は分からないけれど、僕の事を大切に思うゆえの行動、その中にこそ真実があった、と。

変かもしれませんが、その時貰った恩を、仕事を通じて自分の関わる利用者様に、少しでも返していきたい。

仕事を通じて、その様に思うのは独り善がりな感じもします。
しかし、ばあちゃんに恥じる様な事はできないし、したくありません。

だから、もっともっと仕事の質を高めたい。
そんな風に思う、原動力になっているんです。
posted by メタマネ佐藤 at 22:07| Comment(2) | むかしがたり
この記事へのコメント
凄いおばあさんですね(;゚Д゚)!
そして、その愛情の深さはまさに「海より深い」ですね(*^^)v
現代社会はこういったのが不足していると思っているのは私だけ?
Posted by メタボセラピスト at 2011年02月24日 01:06
う〜ん、どうなんでしょうねぇ。

“今の時代は…”みたいな話って、きっと今までにも沢山あったんじゃないかと思うんです。
価値観の変遷によって、それがよりクローズアップされてるだけなんじゃないか、と。
そんな風に僕は思ったりします。
Posted by メタ at 2011年02月24日 23:26
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