2011年09月16日

旅立ちの礼状。

125689548982016129039.jpg
先日、お礼状を見せてもらいました。
それは、亡くなられたご主人の旅立ちに際して、奥さまから、列席者にむけて送られた礼状です。
心のこもったその内容は、胸を打つものでした。
原文を紹介させて頂きます。

「謹啓 亡夫の葬儀に際しましては、ご多用のところご会葬を賜り、誠にありがとうございました。
故 ○○は、○○日 ○才にて、ひたむきに歩んだ生涯をとじました。
最近は、「○○に帰りたい」とふるさとに想いを寄せ 遠い日の記憶を語る夫の姿がありました。入退院を繰り返し、自由に動けなくなって○年○か月。どんなことより懐かしく甦ったのは、生まれ育った町の思い出だったのでしょう。
○○会社にて懸命に働き、定年前の○年間は、私も一緒に汗を流しました。その後はカメラを携え、あちらこちらを旅行し、ゲートボールを楽しみ、こうして振り返ってみると、随分たくさん同じ時間を過ごしてきました。
けれど不思議なもので、一瞬の出来事だったように短く感じています。○月○日の誕生日に、「おめでとう」を伝えられない寂しさは尽きませんが、少し早めにお祝いをしてもらいました。
私がそっとささやいた「ありがとう」も届いているでしょう。この先は再び穏やかな毎日を送っていけるよう、両手を合わせ、願ってまいります。……」

…このあとには、皆さんへの感謝の言葉が続きます。

優しくてあたたかい、奥さまの人柄がにじんでくるような文面に、胸が熱くなりました。
こうしたまごころに触れると「ああ、この仕事を選んでよかったなぁ」という気持ちになります。

まさしく、人に歴史あり。

懸命に生き、国の礎を造ってこられた皆様に、自分のような若輩が関わらせていただくこと、それを仕事にできること、感謝をおいて他にはありません。

全ての人が、自分らしく旅立ちの時を迎えられる、ということは、ある意味我々の職業にとって「究極の目標」と言えるものかもしれませんね。

明日は、もっといい日にできるように。
みんな、頑張ろう。
posted by メタマネ佐藤 at 18:29| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
私たちの仕事は、こういった最期に携わることができる本当に感謝したい仕事だと思います(^v^)
「その人」らしい最期、素晴らしいと思います(*^^)v
それらを手助けしていきたいです!(^^)!
Posted by メタボセラピスト at 2011年09月17日 00:32
本当にそうですね。
私がそんなとき、いつも思うのは、
「自分のやってきたことはこれで良かったのか」という自問です。
正解の無い問いですが、常に問い続ける姿勢が大切ではないか、といつも感じています。
これは、そうした死の場面だけで考えることでは無いでしょうが。
Posted by メタ at 2011年09月18日 11:06
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: