2011年11月28日

誰でも、人から求められたい。

アメリカの心理学者マズローは、欲求の五段階層説というものを唱えていて、こうした仕事につく人にとっては、まさしく“基本”であると言えます。
ですから、ご存じの方も多いですよね。

色々な解釈がありますが(というか、訳され方?)、その5段階とは、
生理的欲求、安定欲求、所属欲求、承認欲求、自己実現欲求のこと。
低次の欲求が満たされることによって、次のレベルの欲求が出てくる、というものですね。

この階層は、絶対的に不可逆な段階を示すものではない、と言われてますが、一般的な傾向として捉えると、「なるほどなぁ」と納得できます。

介護を必要とする方は、生理的欲求や安定欲求が自力で十分満たせない状態にあることが多いワケですから、まずはそれをどう補うのかが生活の課題になり、対応の優先度も上がる、と考えられます。

その課題に対して。
介護によって、人の手を借りるのか。
リハビリによって、自力で解決を図るのか。
介護保険運営の理念はリハ前置である事を、念頭に置いておかなくてはなりませんね。

そして、次のステップである所属と承認は、人間関係の中から生まれる欲求ですから、“社会的欲求”とも呼ばれます。

人は一人では生きていけない、と言いますが。
これって、「誰かに頼らないと、生きていけない」という意味だけではありません。
「誰からも必要とされていないと、生きていけない」ということなんです。
だから、引き込もっていたら「エエことないよ」ってなるワケですね。

ここまでの4段階が“満たされない”と、自分に“欠けている”と感じることから、欠乏動機と言いますね。
それに対して、最も高次にある自己実現欲求は、“もっと成長したい”というモチベーションになりますから、成長動機と呼びます。
マズローは、「自己実現を追求したものは、自己を超越した状態になる」てなことも言ってますね。
ちょっとニューエイジがかってる、なんて批判もあるようですが。

それはまあさておき。

今更ながらですが、私たちがやらないといけない仕事ってのは。
できないことに目を向けることじゃなく、どうすればできるか、どうすればその人“らしい”人生が送れるのか、ということですよね。

そのための、ひとつの手がかりとして、マズローを解釈しておくことの意義は大きいと思います。
マズローが解明しようとしたのは、人の行動原理の源流そのものですからね。
また、皆さんのご要望があれば、こんな感じのこともこれから取り上げます♪
posted by メタマネ佐藤 at 20:49| Comment(2) | 仕事について
この記事へのコメント
人間の究極の幸せにも「人の役に立つこと、人に必要とさせること」がありますしね(^-^*)
人間の根本ですね(*'▽'*)
Posted by メタボセラピスト at 2011年11月28日 21:36
私たちの仕事も、まさにそうですね。
人から「必要とされる」ということをモチベーションにして、仕事をされている人というのは、この業界に多いと思います。
私達は、自分をしっかり振り返りながら、時には他者からのフィードバックを貰いながら、自分を見つめていく必要がありますね。
Posted by メタ at 2011年11月29日 21:31
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