2011年12月16日

10年ぶりの菓子作り。

DSC_0211.JPG
あるご利用者様の訪問をした時のこと。

その方は、自分のお母さんと二人暮らし。
介護保険の利用者としては、比較的若い方です。

脳血管障害による、片側不全麻痺と高次脳機能傷害があり、なかなか気持ちの抑えが効きません。
繰り返し電話をかけてこられて、身の上話をして、泣いたり怒ったり。

なかなかサービスの導入もうまくいかなかったのですが。

つい先日からサービスに入っているヘルパーさんが大変相性があったらしく、週2回のヘルプ導入で、生活状況は驚くほど変わりました。
そのヘルパーさんの熱意と善意が、その方に届いたということではないかと思うのですが。

それまで、あまり感謝を口にされることが無かった方でしたが。
「○さんみたいな良い人を紹介してくれてありがとう。とても感謝しています」と話されるようになりました。

その方の気持ちが前向きになった、象徴のように思われたのが、このスコーン。

前の日にヘルパーさんが来たとき、一緒に作ったのだそうです。

この方はもともと料理好き。
昔はよくお菓子作りなどをされていたそうですが。
病気になって、気持ちが塞ぎこんでからは、そういう機会も無くなっていました。

自宅にあるオーブンを使ったのは、およそ10年ぶり、とのこと。

それを私に「食べて」と出してくださった。
「ジャムかヨーグルトをつけて食べると美味しいのよ。」
と屈託なく笑顔で話されると、私、ちょっと痺れます。

「この仕事をやっていて良かった。」と思えます。
ご利用者様から、心の糧をもらいます。

来月の訪問の時は、「何を作ってくれるのかな?」と楽しみです。
posted by メタマネ佐藤 at 19:45| Comment(2) | 仕事について
この記事へのコメント
とっても素敵な出会いですね

ケアマネとしても糧になりますね

素敵なお話ありがとうございます
Posted by T at 2011年12月17日 19:34
コメントありがとうございます。
このご利用者様とはじめてお会いしたときは、なかなか大変な状況でした。
在宅でどこまで継続できるか、不安もありましたけど……。
なんか、感無量です。
Posted by メタ at 2011年12月17日 22:36
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