2011年12月17日

17条の憲法とリンゲルマン効果。

うっす。
メタマネです。

さてさて、今日はちょっと小難しい感じのタイトルにしてみましたが、内容はそんなにややこしいことではないです。

まず。
それぞれが何を言わんとしているか、というところから。

“17条の憲法”ってのは、聖徳太子が作ったやつですね。
17条の条文を載せると趣旨が変わってきちゃいますので、ここでは避けますが、その要旨を一言にすれば「和をもって尊しとなす」。

物事を決めるときは、皆の合意をもって成せ、という訳です。
調和を最良とする日本的アイデンティティは、聖徳太子のころから刷り込まれている、というのが、まずひとつめの話。

もうひとつのはなし。

リンゲルマン効果とは、「社会的手抜き」とも呼ばれる心理効果。

例えば、1対1で綱引きをしたとする。
次に、8対8で綱引きをすると、全力でやっているつもりでも、最初の半分くらいしか力がでなくなってしまう。

例えば、実際に起きた事件で例えると。

ある町で女性が乱暴を受けていた。
それを40人以上が目撃していたにも関わらず、誰も助けなかった。

これは、無関心な現代社会が悪いというよりも、人間本来の性質によるところが大きい。
「誰かがやってくれるだろう」という根拠のない期待が、暴漢への対処や、警察への通報という対処行動を“させなかった”わけです。

会議の場などでも、人数が増えるほど意見が出にくくなる。
これがリンゲルマン効果。

このふたつ。

「和を大切にする」と「誰かがやってくれる」というのは、相乗効果をもたらして、日本の活力を奪っているような気もする。

独断専行は許されないが、かといって誰も責任をとろうとしない社会。
知らずに人の足をひっぱることが、「良いこと」と勘違いされるような風潮がある、ということはないでしょうか。

簡単に言うならば、これは“ことなかれ主義”。

和の心は大切ですが、人の顔色を窺うようになってはいけない。
その2つのバランスを意識することが、大切だと思えるのです。
posted by メタマネ佐藤 at 21:38| Comment(0) | 仕事について
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