2012年03月05日

短期連載「仏教」〜四苦八苦〜

DSC_0152.JPG
どうも、メタマネです。

月曜日は連載記事の日ということで。
先日から取り上げている仏教についての記事も、これで三回目となります。

先日も述べましたが、仏教の言う「苦」とは、その苦しみそのものというよりも、生きていく上で避けてとおれない「苦悩」と捉えるべき概念。

その苦の具体的概念を表すのが、本日取り上げる“四苦八苦”。
先週取り上げた、「四聖諦」にいう「苦諦」を意味します。

まず四苦とは、“生老病死”のこと。

すなわち、
生…生まれてくる苦しみ
老…老いる苦しみ
病…病気になる苦しみ
死…死んでいく苦しみ
の4つを言います。

さらに、
求不得苦(ぐふとっく)…求めるものが手に入らない苦しみ
怨憎得苦(おんぞうえく)…怨み憎しむ相手に会わなければならない苦しみ
愛別離苦(あいべつりく)…愛する者と別れねばならない苦しみ
五蘊盛苦(ごうんじょうく)…心身がコントロールできない苦しみ
を加えた合計8つを、“四苦八苦”と呼びます。

おそらく、誰しもが納得するような「苦」が、そこにはありますね。

大体、字が意味を表していると思うのですが、最後の五蘊(ごうん)は、ちょっと分かりにくいかも。

五蘊とは、身体と精神を構成する要素を5つに分けたものを言う。

すなわち
色(しき)…身体
受(じゅ)…感受性
想(そう)…概念化
行(ぎょう)…意思、欲求
識(しき)…認識、判断
を指します。

全ての苦は、最終的に五蘊盛苦に集約される。

要約すれば、「苦は無くならない。しかしそれらは、最終的には身体や精神活動に帰ってくる。五蘊が盛んに活動すると、また新たな苦を生じる。苦悩は堂々巡りをして大きくなっていく。」というのが、四苦八苦。
死を迎えることでしか終わらない、苦悩の連鎖を表しているのです。

苦悩は新たな苦悩を産み、激流のように私たちのこころを翻弄する。
しかし、その激流を越える筏(いかだ)は、仏教の教えの中にある。

次回は、その筏である“八正道”について、取り上げてみたいと思います。
posted by メタマネ佐藤 at 20:35| Comment(3) | 仏教
この記事へのコメント
なるほど、勉強になりました(-^〇^-)
人生においての「苦」は、こんなにあるんですね(#^.^#)

しかし、そんな「苦」を乗り越えることができるのが人間ですよね(*^^)v
Posted by メタボセラピスト at 2012年03月05日 22:21
すごいですね〜
そんな意味があったんですね
とっても深いです(*^o^*)
Posted by T at 2012年03月06日 06:53
>メタボセラピストさん
乗り越えることができる人、乗り越えられない人がいて、様々だと思います。
それこそ、障害受容が人によって違うように。
言わば「苦の受容過程」かもしれません。

>T さん
本当に奥深いですね。
私はほんの入り口を撫でているだけですが、日頃何気なく使う言葉にも、様々な意味が隠されていると思います。
そんなとき私は、「言霊」の力を実感します。
Posted by メタ at 2012年03月06日 21:25
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