2012年03月12日

短期連載「仏教」 〜八正道〜

連載記事も第4弾。
これまでをざっとダイジェスト、「仏教の教え」。

まず、生きることは苦の連続である、という自覚を持つ。
苦を集約すると四苦八苦になる。
これをうまく解体する方法が八正道。
それを実践すると、生きやすくなる。

つまり本日のテーマである八正道は、苦を乗り切るための“実践法”という訳です。
早速、どんなことをすればよいか、見ていきましょう。

正見…正しい物の見方をする。
正思…正しい考え方をする。
正念…正しい思念を持つ。
正定…正しい瞑想をする。
正業…正しい行いをする。
正命…正しい生活を送る。
正精進…正しい努力をする。
正語…正しい言葉を使う。

…う〜〜ん、これだと少し分かりにくいですよね。
要は思念や行動を調えることが大切だってことで、カテゴリ訳されているのですが。
そもそも「正しい」ということが何なのか、わかりづらい。
というか、そんな「正しい」ことを常に実践するというのは、すごく息苦しい感じがします。

しかしみなさん、案ずるなかれ。
この「正しい」が、何をいっているかがミソ。

ズバリ、“正しい”=“中道”。

中道とは、バランスのよい、偏りのない“道”を生きなさい、ということなんです。

例えば、快楽と苦行。
快楽のままに行動していると、エゴイズムに流されて「あれも欲しい」「これも欲しい」と、苦が深まる。
苦行に没頭しすぎても、マニアックな価値観に染まって、人間性を見失ってしまう。
だから、ちょうどよい頃合いの見方や考え方と言うのを身に付けなさい。→八正道。

例えば、断見と常見。
断見とは、人生に現世も来世もない。死んだらそれでおしまい、という考え方。
常見とは、現世と来世は輪廻転生で繋がっていて、苦が滅するまで連続する、という考え方。
これも偏った考えにとらわれないように。
死んだら終わりとか、来世に期待するとかより、今を大切に、できることをしましょう。→八正道。

ということなんですね。

「先週取り上げた四苦八苦。
これは無くならないけども。
そこに拘ってもしかたない。
それより心や身体を調えて。
清く正しく、バランスよく生活することが、一番苦を和らげてくれるんですよ。」

そんな、“道”を仏陀は説いているのですね。

どうでしょう、なんだかほっとしませんか?

僕はこれを見たときに、「ああ、やっぱりそういうことが大切なんだなあ」と思いました。

心と身体を調える、八正道の生き方。
実践はなかなか難しいけど、そういう生き方ができる人は素敵です。

次回は、仏教の思想に於けるもうひとつの根幹、「縁起」を取り上げます。
おたのしみに〜〜。
posted by メタマネ佐藤 at 20:01| Comment(2) | 仏教
この記事へのコメント
なるほど、バランスが大切なんですね(-^〇^-)
人間の心も善と悪のバランスが大切ですからね(^-^)
偏らないよう、清く正しくバランスよくですね(*^^)v
Posted by メタボセラピスト at 2012年03月12日 21:05
>メタボセラピストさん
そうですね、要は「なんでもバランスよく」ということですね。
それを具体的に「何に気を付けるべきなのか」というのは八正道の考え方と言えますね。
Posted by メタ at 2012年03月12日 23:12
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