2012年06月11日

連載「バイステック」〜意図的な感情表出その4〜

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これまでの「意図的な感情表出」の、おさらい。

第1週は、「意図的な感情表出とはなにか」について。
第2週は、「援助という意図をもって、クライエントの感情表現を助ける」ことについて。
第3週は、「援助という意図をもって、クライエントの感情表現を制限する」ことについて取り上げました。

今週は、まとめも含めて「クライエントの感情表現を促す条件」を見ていきます。

まずは、ワーカーの役割や機能の確認、環境設定、雰囲気作りに関することから。
バイステックは、

「雰囲気作り」を行う鍵は、ワーカーの自己理解であったり、クライエントの潜在能力や、目で確かめることのできない援助関係の質などが中心になる。

と言っています。
平たく言えば、良好な関係性を作ることが、一番の「感情を表に出しやすい条件」だと言っている訳です。

この点を踏まえた上で、いくつかの雰囲気作りの方法を見ていきましょう。

1、ワーカーがリラックスしていること。
多忙なときであっても、緊張を和らげられるような方法を身に付けておく。
あるいは、しっかりタイムマネジメントを行っておくことも必要になる。
また、机の上を整理しておくことは、心の平静を保つ上で重要である。

2、落ち着いて話ができるような環境設定。
机や椅子の配置や、座り心地、絵画や植物の配置を工夫する。
クライエントの席から、窓の外が見えるように配置を工夫する方が落ち着いて話ができる。
部屋全体の配色は、暖色系か淡い灰色などが落ち着いて穏やかに話を進められる。
ワーカーの視線を正面から受けなくてもすむような、視線の「逃げ場所」を準備する。

3、ワーカーの好意的な態度を感じ取れるようにすること。
広い意味での面接技法と考えられる。
ワーカーの関心、誠意、理解力、客観的な判断力などによって、クライエントは安心して感情を表に出すことができるようになる。
また、身なりや服装によって、こうした好意的な態度を演出することも可能である。
また、礼儀正しい態度は、クライエントを一個人として尊重する意思を伝えるものである。

4、信頼関係ができていること。
具体的な形に現れずとも、援助関係に最も大きな影響を与えるのが、信頼関係の密度である。
感情を自由に表現することを「許される」関係性の有無は、一朝一夕に出来上がるものではない。
クライエントの感情表現は、問題を解決するための原動力そのものであると言ってよい。
クライエントからの敵意や否定的感情をしっかり受け止める態度は、クライエント自身が自分を一人の個人として、価値ある人間として感じられるようになる基礎である。
この体験が、クライエント自ら変化を為し遂げ、問題を解決するための最初の動機となる。

うーん、なかなか難しい。
他にも色々とあったんですけど、うまく集約できませんでした。

クライエントのうちに秘めた感情の動き。
私たちはそれを完全に理解することなどできません。
ただ、自分が相手の方に向き合っているかどうかはわかる。
それを態度や形に現すことで、歩みよりの姿勢を打ち出すことができる。
それを、援助関係における“武器”として使いこなせるように、磨きをかけていきましょう。

……んー、なんかいまいち纏まりきらんなぁ…。
さて、次回はいよいよ7原則の3つ目、「統制された情緒的関与」を取り上げます。
お楽しみに〜。
posted by メタマネ佐藤 at 22:53| Comment(1) | バイステック
この記事へのコメント
初めて浅草寺に参りましたのは、二十歳でしたね。やっぱり観光客の僕にとって「日本」っていうイメージで大変面白かったです。^^
Posted by 板野友美 性格 at 2013年06月13日 16:07
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