2012年12月24日

メタマネむかしがたり クリエスマスコンサートの結ぶ絆。

どうも皆さん、メリークリスマス!

体型だけはサンタに近づいている、“夢なきアラフォー”メタマネが、皆さんに素敵なクリスマスエピソードをプレゼント致しましょう。

私、以前の職場では、デイサービスの介護スタッフをやっとったのです。
現在と同じく、とにかく賑やかすのが大好きでして。
特に併設の、ケアハウスにお住まいの皆さんに対して、なにかできることがないものか、と考えていたんです。

そうしたら。

私の出身校の吹奏楽部で、仲のよかった先輩が顧問に就任されまして。
その先生は以前から、次のような話をよくしておられました。
「生徒に経験を積ませるために、ボランティアで演奏させてくれるところはないだろうか。」

これはまさに、渡りに船。

「ぜひ、うちの施設に演奏に来てください」と、クリスマスコンサートをお願いしました。
演奏だけじゃなくて、終わったあとは施設入所者の皆さんと、食事しながら交流できる時間を設けました。
さらに、一緒にゲームをやって楽しんだり、という。

司会進行は、もちろん私。
でしゃばりなんですが、とにかくいきいきと仕事をしている姿を、後輩たちに見てもらいたい、という気持ちもありました。
実現させるまでには、それなりに大変だったんですけどね。

やってみたらこれが、とにかく大盛況で。
特に、入居者さんの喜びようがスゴかったんです。
学生さんたちにとっても、皆さんの喜びようがダイレクトに伝わるし、きっといい経験になるだろう。
押し付けがましくも、そんな風に考えていました。

それ以後その施設では、クリスマスにかならずコンサートが開催されるようになり、私が職場を離れたあとも、ずーっと交流は続いているのだそうです。

これが、今から12年ほど昔のこと。

それから時は流れ。

先日とある施設の研修で、講義をしたときの話。

講義を終えて片付けをしていると、近づいてくる一人の若者の姿が。

「佐藤さん、僕のこと分かりますか?」
一瞬よくわからなかった私。

すると「実は僕、関西高校の吹奏楽部出身です。ご無沙汰しています」と言うんですね。
彼は、その時のクリスマスコンサートの経験から「介護の仕事をやりたい」と思ってくれたらしく、それから10年の時を経て、私の研修で再会した、というワケです。
ありがたいご縁です。

彼は、現在26才。
若くして、デイサービスの管理者になっていました。

「あのとき、佐藤さんの姿を見て、介護の仕事がしたいと思った。
そして、高齢者の皆さんの喜ぶ顔が忘れられなかった。
あの経験がなければ、今の自分はありません。」
と言ってくれたんです。
先輩冥利に尽きる一言。
これは嬉しかったですねぇ。

しかもどうやら、その時の経験から、介護の世界を目指す後輩たちが、多く育ってきてくれている様子なのです。

自分はその時。
ただみなさんに喜んでほしくて。
生徒たちにいい経験をしてもらいたくて。
頑張ってました。

そして、時が過ぎても。
その時生まれた絆は、生きている。
今はまた、違った形で社会に還っている。
自分の踏み出した小さな一歩が、大きな力に育っている。

そうか、と思いました。

僕は、人前で胸を張って、偉そうに話ができるような、立派な人間じゃないけれど。
介護の仕事が、とにかく楽しくて、大好きで、夢を語ることはできる。
そして、それを見て、介護の仕事に夢をもって飛び込んできてくれる人もいるんだ。

だから。

これからも、大切に自分の夢を語り続けよう。

そんな風に考えました。

そして今ごろまた、私の元職場では、恒例のクリスマスコンサートが行われているはずです。
posted by メタマネ佐藤 at 19:35| Comment(0) | むかしがたり
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