2012年12月25日

感動体験 at 運転と就労。

本日は、復職や就労を目指しているご利用者様の、支援に関する感動体験です。

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感動体験

要介護1の男性(50歳)脳梗塞の後遺症で右麻痺・失語症の方に就労支援の話しがありました。
5階のご自宅まで、階段を使い、患側が階段に触れる事もありますが、力強く昇降しています。
デイから話があった時は、勤務場所に行く事が課題で、訪問時も中々話が出し辛く、躊躇していたのですが、先日奥さんと3人で話す機会があり、ご本人の思いをお聞きすることができました。
バス?電車?歩行?など奥さんと話す傍らで車のハンドルを握るジェスチャーをするのです。
奥さんもびっくりして「5年間運転していないのにできるはずがない」と言い切りました。
ご本人は本気で「できる」と何度も目とジェスチャーで訴えているのです。
今後は車の運転を視野に入れたビジョントレーニングなどをしながら話を進めていきましょうと提案してきましたが、奥さんは「車の運転の練習には同乗しない」と、冗談めかして笑いながら言われていましたが、「自分にはまだまだできる事がある」と確信しているようでした。
今後もご本人の可能性を見出し、各担当者と連携しながら、就労支援に結びつけていけたらと思います。
ご本人の静かな闘志に感動しました。

コメント

皆さん就労支援の方を担当されていて、「通勤」に課題を抱えていらっしゃるのですね。
私も来月から引き継がせて頂く男性の方で就労し社会復帰を果たしたいと頑張っておられる若い(40代)方がいらっしゃいます。
「通勤」手段はいくつか候補がありますがさてご本人が実際に通勤されるということを考えると、「どれを選択して挑戦していくか?」が大変重要な決断となりそうです。
自宅周辺を一人で歩く程度から行動半径をどんどん広げて、しかも途中色々な人と関わりながら目的地まで安全に移動するということは、普段何気なく(時にはぼーっと考え事をしながら)移動している私たちは、想像力を働かせないと良い提案やお話ができないな、と感じています。
男性の方で車を運転してきた人は、まず「車を運転するから大丈夫だ」と言われるように感じます。
冷静に事情を判断しながらも、可能性をしっかり追及してお話を進めていかなくてはいけない立場だなと実感します。
○○さんのご利用者様もそのようですが、奥さまの力、存在というのは大きいですね。
笑顔をたくさん作りながら柔らかい雰囲気を醸し出せるご家族の力も見逃せないし、感動をいただくことしきりです。

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創心会では、「2号被保険者」の方の担当を受け持たせていただくことが、他事業所と比較するとかなり多いと思います。
そういった若い世代の中には、「仕事に復帰したい」あるいは「自分にできる仕事を探してほしい」という願いを持っておられる方も、何人かいらっしゃいます。

そういった方には、この感動体験にもあるように、通勤のための“車の運転”の再獲得を目指している方が多い。
そして、本人様は強く「運転したい」と願っていても、ご家族様はあまり賛成されないことが多いと感じます。

それは、本人様が事故に遭って、怪我をすること以上に「加害者になってほしくない」という、思いやりの気持ちから反対されることが多いのだ、と私は認識しています。

もちろん、事情はケースバイケースなのですが、この体験にもあるように、なかなか前向きに「どうぞ」とは言いがたい。
しかし、どのような用件、訓練、課題が合致したときに「運転」の実現ができるのか、という段階については、我々は具体的に準備しておく必要がある。
見えやすいステップを、家族も一緒にクリアしていただくことで、こうした目標に向けて進んでいけるものであると、私は思います。

なにより、そういった高い目標に向けて進んでいくときには、「絶対できる」という強い気持ちが欠かせない。

私たちケアマネは、その可能性の目を摘むことなく、「いかにすれば、それができるのか」に知恵を搾ることが、なにより大切な視点なのだと思います。

お二方の、アツいやり取りに拍手。
そして、それぞれの担当されるご利用者様が、再び仕事の現場で活躍されるようになる日が来ることを、心より応援いたします。
posted by メタマネ佐藤 at 22:46| Comment(0) | 感動体験
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