2013年02月15日

メタマネむかしがたり 現実から逃げる。

downloadfile-22.jpeg
どもども、メタマネです。
メタマネむかしがたり、と称しまして。
ブログを通じて、様々な過去の体験談を語っております。

これまで、様々な過去を語って参りましたが。
本日述べますのは、なかなか思い返すのも辛い話。

それは、学校を辞めたときのお話です。

私は高校を卒業して、とある専門学校に入学いたしました。
まぁ、特に希望する進路でもなく。

……大学に行くには、ちょっと学力が足りなくて。
かといって、社会に出る覚悟もございませんでしたから。
「資格でもとれたら良いなぁ」と、安易に選んだ道でした。
ま、やりたいことも特に無かったので。

この頃の希望職種は事務員。
それで、簿記の学校を選んだのです。
(というか、なんでも良かったのよね、普通に生活できれば)

でも。

そこは、半端者には厳しくて。
技能を身に付けるために、朝から晩までひたすら反復学習させる、けっこうなスパルタだったのです。

とにかく、資格取得至上主義。
教育というより、ひたすらに実務的でした。

僕は、半端に跳ね返っていたので。
その学校の方針には、ついていけなかった。

廻りの同級生は、この状況を“おかしい”と思わないのか。
みんな、なにを考えてんだろう。
まぁ、バカばっかりだからか。

そんな風に、肥大した自我の三段論法。
誰とも口を利かなくて。
自分勝手に孤独を深めていった。

まぁ単純に言えば、馴染めなかった。

当時の僕は、ニヒルで相当気持ち悪いやつだったと思いますね。
廻りの人に「感じ悪いと思われているんだろうなぁ」と思ってたし、そのように想像することも辛くて。
出口がなくて、行き場がなくて。
自滅しちゃった感じです。
でも今思うと、自意識過剰の思い込みでしたね。
誰だって、「仲良くしたい」という欲求はある筈なのに。

そして、だんだん学校に行けなくなった。
悪い想像は、どんどん悪い方に膨らむ。
たまに行っても、「あいつ、何しにきたの?」と言われているような気がして、恥ずかしくて学校に行けなかったですよ。
完全に、対人恐怖症になっていましたね。

でもそこは、親にお金を出してもらって、通っている訳ですし。
“悪いな”とか思ってたら、「やめたい」と言い出す勇気も、持てなかったわけ。

だから、「行ってきます」と嘘をついて。
ひたすらコンビニで立ち読みしたり。
公園で、町行く車や人を眺め続けたり。
映画館で同じ映画を何度も見続けたりして。

とにかく現実をごまかして、結論から逃げていたんです。

行き場のない想いが、とにかく辛くて。
すべてを廻りの環境のせいにしていた。

学校が悪いから。
友達がバカだから。
誰も自分を見てくれない。

そんな拗ねた日々でした。

そして、とうとう我慢が限界になって。
家族に、土下座をして、嘘をついていたことを謝った。
そして「学校を辞めさせてください」と言いました。
すごく恥ずかしかったのを覚えています。

そしたら。

家族は、誰も僕を責めませんでした。
「好きにしたらいい」と言いました。
様子がおかしいことはお見通しでしたが、それでも僕が自分から言い出すまで、何も言わなかった。

そうすることで「逃げていたこと」に、強く気付かせてくれたのです。

それから、苦しいことがある度に、こう思うようになりました。

「あのとき、人のせいにして逃げただろ。また、ここでも逃げるのか?」と。
それで、とにかく意地を張って、踏みとどまって、今日までやって来たんだと思います。

あれから僕も年をとって。
今はこう思う。

嫌なことや、辛いことからは、別に逃げてもいい。
逃げたことをごまかしたり、忘れたりしなければ。

すぐに、そのことに向き合えなくても。
時間をかけて、自分の糧に変えていくことはきっとできる。
人間には、常に変化の可能性がある。

それは、「生涯発達の視点」ともリンク。
それは、僕の対人支援の背骨にもなっているのです。

だから。
公園のベンチで過ごした、あの日の苦い思い出は。
今の僕にとっては宝物だ、とはっきり言い切れます。

僕は、このエピソードを“元気の出ない人”にこそ、捧げたい。

多少、厚かましくもありますけど、ね。
posted by メタマネ佐藤 at 22:37| Comment(2) | むかしがたり
この記事へのコメント
初コメントします。
泣きながら読みました。
…すごく深いです。
そんなメタマネさんに支援される人というのは、わかりませんが、すごく幸せなんじゃないかと思いました。
貴重な体験談を、ありがとうございます。
Posted by 研修中 at 2013年02月17日 00:02
そんな風に言ってくださると、大変恐縮します。
個人的な体験を書かせていただいているだけなので、照れます(//∇//)
私が支援させていただく方が、幸せかどうかは分かりませんが、誠実でありたいな、とはいつも思います。
なかなか実行は難しいですけども……。
Posted by メタ at 2013年02月17日 00:33
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: