2014年05月16日

ゴミ屋敷撤去法案。

ニュースにこんな見出しが踊っていました。

「ゴミ屋敷撤去法案、日本維新の会をはじめとする野党4党合意で国会提出。」

要旨を述べれば。

自治体が、ゴミ屋敷の主人に対してゴミの撤去を命令した場合、これに従わないものに最高50万円の罰金を課す、というもの。
このなかには、動物に餌付けをして、周囲に迷惑をかけるものも含まれるそうです。

いわゆる「ゴミ屋敷」。
近隣住民としては、迷惑きわまりないものであることは、間違いありません。

絶えず悪臭が発生し。
害虫もわんさか発生し。
場合によっては、大量の犬や猫。
たいてい屋敷の主は、コミュニケーションが困難な場合が多い。

私の経験した事例では、その家から出火し、隣家が全焼するという被害を出したケースもありました(過去に、ですけどね)。

ゴミ屋敷というのは、定義することも結構難しくて。
明らかに、誰の目から見ても「ゴミ屋敷」と言えるレベルのものもあるのですが。
どの程度からが「ゴミ屋敷」に該当するのか、これは個人差がありますから、自治体は対応に苦慮するだろう、と思われますね。
詳しく法案の中身は見てないので、なんとも言えませんが。

で。

状況はそれぞれ違いますが、確かに必要な法案だとは思います。

これまでの考え方だと、周囲の人からは明らかに「ゴミ」としか思えないようなものであっても、それはあくまで他人が「そう思う」というものでしかなく。
本人にとっては「財産」という場合もある訳で、簡単に“個人の私物”を処分することはできない、という結論になってました。

僕が思うに。

物を所有するという権利は、守られるべきものです。
しかしそれは、公共の福祉との間で、調整を受けます。
つまり、人の迷惑になることは「してはならない」という、当たり前の話なんです。

まぁ、現時点でも、あまりに酷いケースについては、行政代執行などでゴミを撤去するケースもあり得ますけどね。

ただ。

罰金を課すことで、単純にゴミ屋敷の問題が解決できるとも思えません。

なぜ、その家がゴミ屋敷になってしまうのか。
それには様々な理由が存在するからです。

例えば。

認知症が進んで、ゴミの曜日がわからなくなったり、衛生観念が低下していたり。
寂しさを物で埋め尽くすうちに、収拾がつかなくなってしまったり。
片付けたいと思っていても、処分に要する費用が払えない、とか
知的障害や精神障害のケースでも、適切な支援が届かなくて、こうした問題が発生することがあり得ます。

これはある意味、個人の権利を制限する法案。

安易に、周囲の住人が、行政に訴えかけることで、直ちに勧告できるようなものではないと思う。

果たして、今国会でどのように議論が進んでいくか。

注目です。
posted by メタマネ佐藤 at 23:40| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
なぞかけを一つ

 ごみ拾いとかけて、女性の化粧ととく そのこころは
綺麗にするには、お金と時間が必要です


Posted by 笹沖の利用者 at 2014年05月17日 11:00
うまいっ!
座布団一枚!!
Posted by メタ at 2014年05月17日 13:02
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