2013年03月02日

感動体験 もうかー。

私たちが在宅を支援していく上で欠かせないのが、家族の介護力に対するアセスメントであろうと思います。

それは、不遜ながら「見積もり」という言い方が、しっくり馴染む感じがします。

介護保険には支給限度額が設けられていますし、「どのようなサービスを提案するか」ということは、常に介護力の見積もりと、平行して行われるものであると思います。

今回の感動体験は、そうしたところから生まれたエピソードです。

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感動体験

要介護5で、言語障害があるご利用者様がいらっしゃいます。
以前は「もうかんにん」としか言われなかったのですが、今はもう少し短縮され、「もうかー」と言われます。
私が訪問させて頂くと一生懸命に「もうかー」と話して下さいます。
主介護者は、その方の奥さま。
普段はデイケアを週3日、ショートステイを毎週1泊2日で利用しています。
そんなある日、奥様の肝臓に腫瘍が見つかり、急遽入院することになりました。
同居している息子様が電話をしてくださったときに、私はショートステイを長く利用するか、老健に入所することなどが、頭に浮かびました。
しかし息子様は「デイケアでリハビリをしているおかげで元気なので、なるべく今のペースを崩さずに、近くに住む妹と協力して乗り切りたい。」と言われました。
私が家族の介護負担の事ばかりが頭にあったのに、家族様は本人様の身体状態の事を一番に考えて、「今のペースを変えたくない」と。
その言葉にとても感動しました。
その時の担当者会議の席で、デイケアの方も夕食を摂ってから送ることを提案してくれたり、送迎時間を遅らせることも出来るなど、いろいろな意見を出してくださいました。
家族の温もりに触れ、大変感動しました。

コメント

本人様が変わらず自宅で過ごせるようで、本当に良かったですね。
介護をされていた奥さまの入院となると、私も○さんと一緒で、ショートや短期の入所がパッと思い浮かびます。
しかしご家族様は皆で協力され、またサービス事業所の方も出来る限りの協力をしてくださるようですので、ありがたいですね。
主介護者の体調不良では、自宅で過ごせなくなってしまう場合も仕方のないことですが、本人様にとっては変わらず自宅で安心して過ごせるのは何より嬉しいことですね。
奥様が一日も早くお元気になり、ご自宅に帰られることをお祈りします。

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この感動体験を読んで、改めて「家族の介護力」ということの意味について、考えさせられました。

介護力というのは、単なるマンパワーの問題ではない。
情緒的なつながりや、本人や家族の存在意義に関わる「絆」の強さが試される、と言えるのではないだろうか。

支援者とはいえ、家族の中にあるそうした繋がりは、いつでも明らかにされる、というものではない。
しかし、困難に遭遇したときに、その真価を発揮できる場合もあれば、繋がりの弱さや本質を、露呈してしまう場合もある。

まぁ、どちらが“良い”とか、言えるものではないのですが。
家族の絆の強さを目の当たりにすると、「この仕事をしていて本当によかった」と改めて感じさせられます。
逆に、家族の繋がりの弱いケースの場合は、「このような家族のあり方もあるんだなぁ…」と気付きの機会が得られます。

色々な家族のあり方に出会い。
その数だけ、私たちには学びがある。

「やはり、現場に勝る教師はない」と改めて認識できた、感動体験でした。
posted by メタマネ佐藤 at 20:37| Comment(0) | 感動体験

2013年01月29日

感動体験 from 夫婦。

ご家族のありようというものは、各ご家庭で様々であり、「こうあるべき」というようなものは「持たないように」しないといけない、と日頃感じています。

それは、バイステックの原則における「非審判的態度」。
支援者価値観を、相手に押し付けることに繋がるからです。

しかし、私たちも人間ですから、つい「嫌な家族!」と思うこともあるし。
「素敵な家族だなぁ…」と感動することもある。

今回は、そんなご家族、夫婦の姿に教えられる、感動体験です。

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感動体験

齢を重ねられた男性の気持ちを、どのように受け止めて話を進めていけばいいか、最近考えることがあります。
その方の奥様は進行性の難病で、徐々に辛い状態になっていかれる、その傍にいて実質一人で奥様の身も心も支えていらっしゃる。
小学3年生以来の仲(と奥さまから聞きました)で恋愛結婚されたと聞いています。
ご主人が常に悩み迷いながら「どうしたものでしょうねえ、悩むんですよ、はははは・・・・」といつも優しげな、そして寂しげな笑顔で語られます。
夜中に何度もトイレに行きたいと言う妻に付き添って介助し、日中ベッドから落ちそうになるところを受け止め、立ち上がりや歩行時に介助を続け、「腰がねえ、痛くて・・・」と言われます。
しかし専門スタッフの介入、介助を「いやあ私が、なんとかしていきますから」と、いつも“私こそが辛い思いをしている妻の面倒を見ていかないと、妻が寂しがります”との思いなのでしょう、サービスを受け入れてくれません。
奥様も最近はご自分の状態を「どうしてこんな体になってしまったのかしら・・・・(涙)」と話され、気持ちが不安定になる回数が増えています。
おそらく、ご主人にもそういう心情を訴えておいででしょう。
だからこそご主人は「自分が」という思いで、一層悩まれるのかもしれません。
以前ご主人を支える年老いた奥様に感動した話をしたことがありますが、ご主人の「思い」の強さと奥様への愛情に感動することとなりました。
支援体制は、DSは以前から利用されていますが、最近やっと訪問看護と介護ベッドの導入を追加することが出来ました。
しかし実はCMとしてご主人の負担を軽減できるような支援を受け入れて頂けない、我が未熟さを痛感します。

コメント

ご主人、ご本人の心情に配慮しながら言葉を選んで声をかけられるA さんの姿が想像できました。
ご家族の介護負担を考えるとサービスの導入をいろいろと考えますし、ゆくゆくはその方がご主人にとってもご本人にとっても安心できる環境になることだと思いますが、決められるのはご本人とご家族様ですから、気持ちが向かなければいけませんもんね。
サービス担当者との信頼関係が徐々に今の「自分が」という頑なな思いを溶かしていってくれるのではと思います。
それに今はご主人の「自分が」という気持ちを大切にする時期なのかもしれませんね。
困った時はA さんが傍にいて、いつでも相談にのってくれる環境があるということが伝わっていれば、きっと大丈夫だと思います。
Aさんはすてきなケアマネさんだといつも尊敬していますよ!

〜〜〜〜〜〜

このケアマネさんは、ご主人の悩む様子に「自らの未熟」という言葉で、至らなさを感じておられますが。
私は、そうした夫婦の様子に心を沿わせて、「悩んでいる」とはっきり言えることが、この方の素晴らしいところだと思っています。

単純に「介護負担の軽減」ということで、サービスを強くすすめることもできるわけですが。
夫婦の間にある情緒的な絆、葛藤にしっかりと向き合い、自分自身も共に悩む。
いわゆる“共感的対応”とは、「こういうことだなぁ」と感じました。

このエピソード、ご主人の愛情の深さに胸打たれますね。
小学校の頃から、一緒に年を重ねてきたご夫妻。
体が動かなくなっていくというのは、確かに辛いことですが、反面そこまで人生を共に過ごして来れた、というのはとても幸せなことだと思います。

僕は、まだまだ人生の酸い甘いはわかりませんが。
人生における介護のプロセスは、いわば集大成の時期ではないだろうか、という気がしています。
その場面に立ち会うという我々の仕事は、得難い大切な“何か”を教えていただける仕事でもあると思っています。

Aさん。
どうか良き伴走者として、これからもご夫婦の暮らしを、支えていってくださいね。
posted by メタマネ佐藤 at 20:52| Comment(0) | 感動体験

2013年01月08日

感動体験 from 感謝の手紙。

以前に取り上げて反響の大きかった、ターミナル支援の感動体験の後日談がありますので、ここで紹介させていただきます。

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感動体験

先月末に以前、この感動体験に書かせて頂いた事のあるご家族様よりお手紙を頂きました。
お父様は認知症で長年ご家族に介護してもらっていて、肺がんとなられ、告知よりわずか1週間程で旅立たれました。
手紙には無事に満中陰の法要を営み、お父様用にと購入されていた車が届いたので、お母様と愛犬とお父様の遺影を乗せて思い出の場所を巡られた事が書かれてありました。
手紙を読んでいるとドライブの様子が目に浮かぶようでした。
今まで支援させて頂いた中でこういうお手紙を頂いた事がなかったので大変感動しました。
一緒に支援させて頂いていたプランニングのスタッフへも感謝の言葉が書かれいました。
支援終了となられた方とも、なんらかの形で引き続き交流がもてれるような関係作りが、もっとたくさん出来るように頑張りたいと思います。

コメント1

ケアマネって、素晴らしい職業だなって思います。
ご利用者様を中心に、繋がりを増やしていけるし、また縁を残してくださいます。
そんな仕事につかせていただいていることを、○さんの体験で感じることができました。
また、その繋がりや縁を継続させり、継続できる関わりを持ってこられたのも、○さん自身だと思います。
私も見習いながら、今後の支援を頑張っていきたいと思います。

コメント2

いいお話ですね、感動しました。
亡くなられた方のご家族からその後の様子など伺う時は、本当にこの仕事の醍醐味のように感じます。
サービスが提供されている間だけでなく、そのご家族様との関わりも大きな仕事であることを感じますし、そうありたいとも思います。
しかし、日々の業務に追われていると、気になってはいても、なかなか支援が終了した方のご家族との関わりが、うまく持てないのも事実です。
自分も○さんのような心がけを持って仕事に向き合いたいです。
有難う御座いました。

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よく、ターミナル支援では、家族も支援対象として考える、とか。
ブリーフケアの重要性についても語られてはおりますが。

実際の業務場面ではどうでしょうか。

コメントにもありますが、「必要だ」と思いながらも、十分なことはできていない、と感じることが多いのではないでしょうか。

ただ、何をもって十分と言えるかは、単純ではない。

これは、私自身の私見ですけども。
サービスの頻度や密度、期間というのは、それほど重要な問題ではない、と思っています。

それよりは。

短期間の、わずかな関わりであったとしても。
「この人が関わってくれてよかった」と思って頂けるような関わり方ができたのかどうか、というところだと思います。
コミュニケーションや、信頼関係の質の問題ではないでしょうか。

私の好きな名言のひとつ。
靴の通販サイト、ザッポスCEOのトニーシェイは、次のような名言を残しています。

「お客さんは、何をしてくれたかは覚えていないかもしれない。
でも、どんな気持ちにさせてくれたかは、決して忘れない。」

まさしく、その通りだと思います。
そして、そうした人のご縁を作ることが、私たちの仕事なのだと思います。

だからこそ。

日々の出会いに感謝して。

学び続ける姿勢が大切なのだと、この体験を通じて、改めて実感させられた、メタマネなのでした。
posted by メタマネ佐藤 at 22:01| Comment(0) | 感動体験

2012年12月25日

感動体験 at 運転と就労。

本日は、復職や就労を目指しているご利用者様の、支援に関する感動体験です。

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感動体験

要介護1の男性(50歳)脳梗塞の後遺症で右麻痺・失語症の方に就労支援の話しがありました。
5階のご自宅まで、階段を使い、患側が階段に触れる事もありますが、力強く昇降しています。
デイから話があった時は、勤務場所に行く事が課題で、訪問時も中々話が出し辛く、躊躇していたのですが、先日奥さんと3人で話す機会があり、ご本人の思いをお聞きすることができました。
バス?電車?歩行?など奥さんと話す傍らで車のハンドルを握るジェスチャーをするのです。
奥さんもびっくりして「5年間運転していないのにできるはずがない」と言い切りました。
ご本人は本気で「できる」と何度も目とジェスチャーで訴えているのです。
今後は車の運転を視野に入れたビジョントレーニングなどをしながら話を進めていきましょうと提案してきましたが、奥さんは「車の運転の練習には同乗しない」と、冗談めかして笑いながら言われていましたが、「自分にはまだまだできる事がある」と確信しているようでした。
今後もご本人の可能性を見出し、各担当者と連携しながら、就労支援に結びつけていけたらと思います。
ご本人の静かな闘志に感動しました。

コメント

皆さん就労支援の方を担当されていて、「通勤」に課題を抱えていらっしゃるのですね。
私も来月から引き継がせて頂く男性の方で就労し社会復帰を果たしたいと頑張っておられる若い(40代)方がいらっしゃいます。
「通勤」手段はいくつか候補がありますがさてご本人が実際に通勤されるということを考えると、「どれを選択して挑戦していくか?」が大変重要な決断となりそうです。
自宅周辺を一人で歩く程度から行動半径をどんどん広げて、しかも途中色々な人と関わりながら目的地まで安全に移動するということは、普段何気なく(時にはぼーっと考え事をしながら)移動している私たちは、想像力を働かせないと良い提案やお話ができないな、と感じています。
男性の方で車を運転してきた人は、まず「車を運転するから大丈夫だ」と言われるように感じます。
冷静に事情を判断しながらも、可能性をしっかり追及してお話を進めていかなくてはいけない立場だなと実感します。
○○さんのご利用者様もそのようですが、奥さまの力、存在というのは大きいですね。
笑顔をたくさん作りながら柔らかい雰囲気を醸し出せるご家族の力も見逃せないし、感動をいただくことしきりです。

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創心会では、「2号被保険者」の方の担当を受け持たせていただくことが、他事業所と比較するとかなり多いと思います。
そういった若い世代の中には、「仕事に復帰したい」あるいは「自分にできる仕事を探してほしい」という願いを持っておられる方も、何人かいらっしゃいます。

そういった方には、この感動体験にもあるように、通勤のための“車の運転”の再獲得を目指している方が多い。
そして、本人様は強く「運転したい」と願っていても、ご家族様はあまり賛成されないことが多いと感じます。

それは、本人様が事故に遭って、怪我をすること以上に「加害者になってほしくない」という、思いやりの気持ちから反対されることが多いのだ、と私は認識しています。

もちろん、事情はケースバイケースなのですが、この体験にもあるように、なかなか前向きに「どうぞ」とは言いがたい。
しかし、どのような用件、訓練、課題が合致したときに「運転」の実現ができるのか、という段階については、我々は具体的に準備しておく必要がある。
見えやすいステップを、家族も一緒にクリアしていただくことで、こうした目標に向けて進んでいけるものであると、私は思います。

なにより、そういった高い目標に向けて進んでいくときには、「絶対できる」という強い気持ちが欠かせない。

私たちケアマネは、その可能性の目を摘むことなく、「いかにすれば、それができるのか」に知恵を搾ることが、なにより大切な視点なのだと思います。

お二方の、アツいやり取りに拍手。
そして、それぞれの担当されるご利用者様が、再び仕事の現場で活躍されるようになる日が来ることを、心より応援いたします。
posted by メタマネ佐藤 at 22:46| Comment(0) | 感動体験

2012年12月11日

感動体験 from 高倉健。

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さて、今日も感動体験をひとつご紹介しましょう。

それは名優、高倉健さんの感動体験です。

―感動体験―

俳優の高倉健さんのインタビューを聞いてとても感動しました。
「年をとってから、映画スタッフのお陰でいい作品ができていることに気がついた」と言われていました。
「若い頃は、自分の努力でいい作品ができている」と勘違いしていた、とも話していました。
そして、最後に高倉健さんが言われたのが、「年をとらなければ分からないことが人生にはあるので、あせる必要もないのではないか」という言葉です。
私自身、正直それを聞いてほっとした気持ちになりました。
いつもせかせかした気持ちで「早く色んな事に気がつかなければ」とあせる気持ちが続いていたのですが、なるほど高倉健さんの言葉には説得力があります。
もう少し肩の力を抜いてリラックスしながら、自然体でこれからの人生を歩んでいきたいと感じました。
自分自身がそもそも不器用ですから……。

―コメント―

本当に、「歳をとる」ということに、30年、いえ10年前の自分はなにか不安感、良いことがないような予測を感じていました。
また、高倉健さんのおっしゃるように、仕事、家庭、すべてが自分の努力によってできていると勘違いしていたように思います。
そして、○○さんのおっしゃる焦る気持ちを持っていたような。
今の自分はといえば、かなり人生を重ねてみて、焦る必要はないのではないか、という健さんの言葉に共感できる自分がいます。
そして焦ることがなくなってもいます。
私も今、仕事で接する方は、自分より20歳〜30歳若い方と、「歳を重ねること」についていつも感じる環境にいますが、みなさんとの会話で歳をとることの楽しみや、奥深さなどを感じさせていただき、安心して歳を重ねていけそうです。
歳をとることで、新しい発見って、確かにありますね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

とても素敵なやり取りだな、と思いました。

私は、廻りの人から、かなり年上に見られがちなのですが。
実はまだ、ギリ30代なんですよね。

このお二方は、若干私よりも年長者ですし。

この体験にあるような「年の重ね方」のもたらす感動については、私は「わかる」と言っていいレベルには達していないだろうと感じるのです。
それ故に、“素敵だな”と感じる次第。

正直、僕はたぶん、こういうことが言える境地には達していない。

40歳は“不惑”というように。
僕は、そこに向けて自分の内面を固めていく時期にあると思っております。
自分自身が「どうあるべきか」ということに。
まだまだ、視線が内面に向いているのでしょう。

僕も、経験を重ねることで、いつかこういう深い共感の境地に達することができるのだろうか?と考えると。
歳を重ねることが、楽しみに思えてくる。

高倉健さんの感動体験に見えることは、「人間はずっと成長し続ける」という生涯発達の視点。

なればこそ、今できることに全力を傾けたい、と思えることの幸せを感じる、メタマネなのでした。
posted by メタマネ佐藤 at 23:34| Comment(0) | 感動体験

2012年11月30日

感動体験 一本の電話から。

今回も、うちのケアマネさんの感動体験からです。

本日取り上げるのは、ご逝去された方の、ご家族様との関わりを通じての感動体験です。

ー感動体験ー

ご利用者様がご逝去され、お通夜にいく機会が時々ありますが、少し前にお通夜に行かさせて頂いて、すごく感動したことがありました。
訪問は一度ですが、電話でよく話をしていた方でした。
認知症で、ご家族のかたが悩まれたりなど、相談があるといつも電話をくださっていました。
急にガン再発となられ、慌てて連絡をしてこられました。
対応をしていたのですが、ベッドなどを搬入した日に1度ベッドに横になられただけで入院され、家に帰られることはありませんでした。
認知症があったので、緩和病棟の入院は難しいだろうと考えていたのですが、検討の結果、入院できることとなりました。
お亡くなりになった直後に、娘さんより「さっき亡くなりました。とても穏やかに良い顔です」と連絡がありました。
きっと泣かれるだろうな、と思っていたのですが、「とてもやりきった感があります。是非父の顔を見に来てください。本当に良い顔なんです」と。
お通夜にお伺いすると、にこやかに出迎えてくださり、入院中に撮られた写メを見せてくださいました。
「最後の笑顔なんです…」とうれしそうに話されていました。
ご家族のかたが、本当に献身的に介護をされている姿を見ていたので、ご家族のかたの穏やかな姿を見ることができ、ホッとしました。
こういうご家族のかたが増えるよう、これからも支援していきたいと思います。

ーコメントー
老いていくことを受け入れ、やがて、生を終えることに向き合う心を準備していく過程、と晩年を表現するとしたら、我々が関わっていく仕事は、このような関わり方に尽きるのではないか、と読み取らせていただきました。
訪問は一度だけだったと言われますが、電話でちゃんと繋がっていらした、その関わりがとても良かったんですね。
どのようなお話をされ、どういった言葉をお伝えしたのか、お聞きしたいところです。
お亡くなりになられた直後に、ケアマネに連絡頂けるということは、本当に頼りにされ、よき相談相手であり、支援者であったということなのでしょう。
ご本人の穏やかな良い顔が、私にも浮かんできそうです。
このような支援を目指したいです。

〜〜〜〜〜

愛する家族との別れを、涙でなく、笑顔と感謝で送る。
これほど、私たちにとってやり甲斐を感じる場面は、ないかもしれませんね。

たとえ、訪問は一度きりであったとしても。
「何をするか」というよりは「どう関わるか」ということの方が大切で。
その時々で、自分にできる限りのことをする。

まさに、一期一会。

日々、ご利用者様との関わりの中から。
大切に学んでいきたいと思います。
posted by メタマネ佐藤 at 22:13| Comment(0) | 感動体験

2012年11月23日

感動体験 for 勤労感謝の日。

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今日は勤労感謝の日ですね。
祝日の名前に「感謝」が入るのって、なんだかあったかい。

そんなわけで、今日はこんな感動体験をお届けします。

ー感動体験ー
59才、男性のご利用者様、脳内出血のために右に麻痺がある方です。
この方には双子のお兄さんがおられ、下には弟さんもおられます。
中学を出て、すぐに働きに出て。
弟さんが大学に行けたのも、「この人のお陰だ」とお母様は言われていました。
この方の訪問に行ったときにふと見ると、テーブルの上に漢字がいっぱい書いてありました。
左手で書字の練習でもされたのかな、とよく見ると、どうやら名字のようです。
「デイサービスの職員さんの名前を書いて覚えようとしとったんよ。もう全部覚えたけど。」
と言われたときには、本当に嬉しくて、心が温かくなりました。
気持ちの優しい、心のきれいな利用者様と触れ合うことができて、私も心が洗われる思いでした。
お母様も体調があまりよくないようなので、私も今後、できるだけ色々な面を考えて、支援させて頂きたいと思っています。
デイの皆さんにも、ご報告したいと思います。

ーコメントー
59才の若さで不自由な体になり、受け止められるまで大変だったのではないかと思います。
それでも前向きに、皆さんに優しい気持ちを向けることができるのは、素晴らしいことですね。
この体験を読むと、責任感が強く、内面の芯の強さと優しさがある方のように思えます。
自分のことより、周りのことを考え、行動に移される。
周りの喜びを、自分の喜びとされているのでしょうか?
ご自分が早くに働きに出られ、弟さんが大学に行けるように協力をされ、どこまでも優しい方なのでしょうね。
また、私たちにとって、名前を覚えてくださるというのは、とても嬉しいことですね。
私も、訪問のたびに名前を聞かれる利用者様から、「○◯さん!」と名前を呼んでもらえた時には感激しました。
これからも、支援頑張ってください。

〜〜〜〜〜

「名前を覚える」ということは、相手を個人として認める、感謝の第一歩であると思います。
若くして働きに出て、家族を助けてきたこのご利用者様は、そうしたことの意味を、よく理解しておられるのでしょうね。

他の人のコメントの中には、「年を重ねることで、これほど優しくなれるものだろうか?」というものもありました。

その気持ち、とてもよくわかります。

“私がこの人の立場だったら”と考えると、とても人のことを考える余裕はなく、むしろ「どうして自分だけが損をするのか」という風に、マイナスに捉えてしまいそうです。
感謝どころか、まわりに当たり散らしてしまうかもしれません。

なので、この方のような、優しさ、温かさ、芯の強さに触れると、本当に感動します。
わずかでも、そうした方の力になれた時、「この仕事をしていて良かった」と心から思えます。

勤労感謝の日は、働く人たちへの感謝をあらわす日、ということですが。
私は、働けることに感謝する日でもある、と思います。

すべての人に、感謝を込めて。
この感動体験を送らせて頂きます。
posted by メタマネ佐藤 at 18:07| Comment(0) | 感動体験

2012年11月15日

感動体験 from 旅リハ。

す今回は、ひさしぶりに感動体験から取り上げます。

先日の“大祭り”に合わせて実行された、旅リハ望年会に向けて、リハビリを頑張っておられた方のエピソードです。

「旅リハの相乗効果について」

「旅リハ参加したい」ご利用者様がいます。
男性、要介護2、軽い脳梗塞の後遺症があり、自分からは人に話をすることができない感じの方です。
支援開始からデイサービスでの様子を見ていても、黙々とリハビリをしては帰るの繰り返し。
話をするのは職員だけ。
人と接するのが嫌いじゃない方だけに、他者との関わりが課題となっていました。
先日訪問すると「旅リハに参加するんなら、○○さんが倉敷まで乗せてくれると言ってくれた」と嬉しそうに話しています。
どうやら、旅リハ参加者の話を聞いていて、自分から参加したいと話され、その結果「一緒にいこう」と言ってくれたとのこと。
次の日に奥さんの手を借りて、バスに乗って10分の場所まで昼食を食べに行き、今度は少し時間を延ばして岡山のイオンまで冬服を買いにいくとのことでした。
バスに乗って迷惑をかけない練習をするんだと前向きな発言も聞かれ、旅リハがしっかり目指すべき目標になっていました。
奥さまは「自分から人に話をすることができない人に、やっと話し相手ができたことを喜んでいます。自分からバスに乗ってみたいと話したときには涙が出た」と言われています。
参加することが最終点ではなく、参加するまでの過程が生活の質まで上げているようでした。
次回旅リハ、参加予定です。
企画されるか方は大変だと思いますが、ほんとに感謝しています。

コメント
良かったですねー!(^^)!
やっぱり同じ立ち位置にいる利用者様、ピアグループの力ってすっごく大きいですよね。
私も最近同じような体験をしました。
リハビリをいつも一生懸命頑張られている利用者様。
その頑張った成果を外に向けてほしいと願いながらも、その一歩を踏み出すのはとても大きいことですよね。
旅リハが第一歩のきっかけとなり、どんどん世界が広がって、利用者様がイキイキとした表情でお話ししてくださるのを見るのが、私たちの一番の報酬ですよね。
毎日いろいろな対応に日々追われて、時に疲れますが、こういう嬉しい話をそんなときは思いだし、頑張っていきたいですね。

〜〜〜
先週の日曜日はあいにくの雨でしたが、旅リハは大祭りと合わせて、無事に実施されました。

最初はどうなることかとハラハラしていましたが。
結果としては、雨の日でも出掛けられるという、良いシュミレーションになったのではないでしょうか。

旅リハに参加することは、多くの利用者様にとって、ひとつの大きな目標になっています。
旅リハに参加することで自信をつけて、より主体的な活動に取り組んでいかれる方も大勢おられます。

それを身近でサポートできることを、私たち自身の「働く喜びに変える」。
そんな感動体験ですね。
posted by メタマネ佐藤 at 18:55| Comment(0) | 感動体験

2012年10月16日

感動体験 3

本日の感動体験は、スタッフ間のやりとりについての一場面から取り上げます。

ー感動体験ー
当センターで一緒に働いているTさんは、センターの環境整備を主に担当してくださっています。
Tさんは、仕事とはいえいつも掃除やごみ処理や草取りを熱心にしてくださっています。
毎朝「えっと、おはようございます!」と挨拶を交わし、直ぐに仕事に取りかかられます。
まだ日差しが強くて訪問する先々で「まだまだ暑いですねえ」と言葉を交わしていた頃のこと、センターの駐車場に草が生い茂っていて時々目立った草を抜いていました。
とある日に1/3ほどの場所に草がない。
きれいに抜かれています。
地主さんかな?と思っていたところ、数日後Tさんの姿が。
それも汗をかきながら、肘を蚊に刺されながらもきれいにして下さっていました。
作業をしているその姿が本当に一生懸命で、「あ、Tさんだったのか!」とハッとさせられました。
仕事と言えば確かにそうですが、丁寧に作業されていることに感動を覚えました。
汗をかきながら蚊に刺されながらとなれば、言葉を交わすときに愚痴のひとつも出すところですが、Tさんはそうではありません。
よしやるか!と思ったことには、愚痴など相応しくないのです。
変に格好をつけたり、変に謙遜したりする必要もないのです。
Tさんの汗に濡れた額はそう語っているようでした。
やろうとすることにはまっすぐに取り組み、一生懸命にやる、という当たり前のことを改めて自覚する機会をいただきました。
ありがとうございます、Tさん。
でも蚊に刺されないように工夫はしたほうが良いかもしれませんね。

ーコメントー
「やろうとすることにはまっすぐ取り組み、一生懸命にやる」
Oさんの書かれた文を反芻しています。
自分で選んだ仕事ながら、今までも思い返してみて、自分の仕事に対して(地域の役だったりしても)しんどい思いをするとつい愚痴が出たり、こんなに大変な自分を周囲にわかってほしいなどという気持ちがついつい沸いて出てきていた記憶があります。
「変に格好をつけたり、謙遜したりする必要もない」
そうですね、結局最終的にはすべてのことは自分のために行う、自分のために取り組むものなのですね。
そうすることがまた自分に帰ってくる、大切なことをOさんの感動体験を読ませていただいて感じました。
ありがとうございました。

〜〜〜
この感動体験では、一人のスタッフの行いから得た「気づき」を共有することで、コメントする側にも「気付き」が生まれていることがわかります。

仕事に対する姿勢を、黙々と草取りをこなすTさんに教えられた、というOさん。
そこからまた新たな刺激を貰った、というコメント担当のMさん。

そしてまた、より多くの人たちに、こうした小さいけれど爽やかな感動が伝わっていくといいな、と思います。

仕事は日々の積み重ねですから。
悪いことではなく、良いことを積み重ねていきたいものだと思います。

特に、職場の人間関係については、ね。
posted by メタマネ佐藤 at 22:49| Comment(0) | 感動体験

2012年10月08日

感動体験 2

さて、今回もスタッフの感動体験から取り上げます。

〜〜〜〜
感動体験
7月から開講された、創心流リハケア講座の6回目が終わりました。
3回目以降では、「心に寄り添うケア」のために精神分析論や自我、防衛規制、喪失体験、退行現象、転移と逆転移の理解について学びました。
何となく知っていた言葉もありましたが、改めて勉強させていただき、自分を振り返ることができました。
今後利用者様やその家族と接する時、また困難に直面した時、冷静に分析し解決していく上で私たちがきちんと理解しておかなければならないことだと思いました。
援助する際には、まず自己を「洞察」することがとても大切になってくると思いますが、自己を知るためには嫌な経験を思い出すことの方が多く、「どうしてそんな風に思い込んだのだろうか」など、思い返し気づかされます。
その気付きが、今後の人との関わりのなかで生かせることができればいいかなと思っています。
でも私は、自己洞察することで落ち込んでしまい、逃避したくなります。
でも、逃避してしまうと経験したことが次に生かせず、「心に寄り添った」サービスができないということを、講座を通して改めて感じました。
へこまず頑張ります。

コメント
私も自己洞察を行うなかで、嫌な経験を思い出すことが多々あり、ネガティブ思考に陥ってしまうことがあります。
ですが、そういう時こそプラス発想に転換することを大切にしています。
私の場合は「嫌な経験」=「自分を成長させてくれる課題」と捉えるようにしています。
そうすることで、嫌なことでも前向きに考えれるようになり、自分と向き合える良い機会になると思います。
自分の嫌な経験を振り返ることは、とてもしんどい作業ですが、その過程を通して出てくるいろいろな「気づき」が成長の糧になると思うので、しっかりと向き合い、心に寄り添えるように努力していきたいと思います。

〜〜〜〜

弊社では、社長自ら講師を担当され、社員は皆、リハケア理論を学びます。
毎年検定試験も設けられておりまして、80点以上で“リハケア専門士”の社内資格がもらえるのですが、これがなかなか難しい。
ただ、試験を突破するということよりも、それを学んで、いかに現場にフィードバックしていくか、ということが重要であると思います。

そのことを、如実に捉えているのが、今回取り上げさせていただいた感動体験だと思いますね。

このスタッフが書いてくれているように、自分と向き合うということは、口で言うほど容易いものではないと思います。
磁針が受け入れがたいことについては、無意識のうちに防衛規制が働いて、どうしても「認めることができない」ということが多いでしょうしね。

そんな、ありのままの自分と向き合うことの意味について、考察してくれました。
「逃げ出したくなる自分」というものと向き合い、それをさらけ出す勇気。
いずれも、とても大切な感性であると思います。

そして、“自己洞察が難しい”ということに共感し、支持的に捉えることの大切さ。
「自分はそれを成長の糧と捉えている」というコメント担当者の発想が素晴らしい、と思いました。

こうしたやり取りを繰り返すことで、相互理解が深まり、支え合える関係ができる、と私は考えます。

いずれにせよ、ぼんやり何となく理解していたのでは、見落としてしまうような、こうした心の問題について。
本格的に学ぶ環境が用意されているということの、意味と価値について改めて実感させられた、感動体験でした。
posted by メタマネ佐藤 at 22:33| Comment(0) | 感動体験

2012年10月01日

感動体験 1

先週の記事でも書きましたが、今週からは、弊社のケアマネ同士でやり取りしている感動体験から紹介します。
人の特定に繋がるような部分は一部変更していますので、元の文と違いがありますので、ご了承ください。

ご利用者様…A 様
ケアマネ…○○

ー感動体験ー
デイと訪問リハを利用しているA様が「料理を習いたいと言われています。
デイでは、調理実践のメニューがあり、積極的に実践されています。
以前、自宅での調理動作の訓練で、訪問リハの調整も行いました。
訪問介護等での実施を提案するも拒否、諸事情があり習いに出掛けたいとのこと。
リハスタッフが、ハートスイッチに話をしたところ、何かしらの形にできないだろうかと本人様に会って話を伺う機会がセッティングされました。
そういった機会に接すると、改めて可能性の広がる会社だなと感じます。
まだまだ様々なハードルもあるかと思います。
本人様のイメージするものと結果として大きくずれるかもしれません。
でも、その過程を大切にしていきたいと思います。

ーコメントー
A様が料理を習いに出掛けたい理由はどこにあるのだろう?
とても興味が湧きました。
A様が自発的にやりたいことを提示してくださっているので、その思いに乗っかって、どんどん進んでいくといいですね。
A様のイメージするものと大きくずれていたとしても、その過程を大切にしたいという○○さんのスタンスは、A 様のペースや気持ちを大切にしながら、A様がイメージするものへ向かってのアセスメントがじっくりされているように感じました。
このような形でハートスイッチが利用者様に関わってくださることもあるとは、今回初めて知りました。
改めて、会社の創造の可能性を感じるお話をありがとうございました。
またその後を聞かせてください!

〜〜〜〜
この体験に出てきているハートスイッチとは、弊社のグループ法人で、人材育成や紹介、コンサルティングを行っています。
その活動の一貫として、ご利用者様のipad教室や、その他講師活動支援などの活動も行っております。

私は、デイと訪問で、連続性のある支援を、○○さんが自然にイメージできていること、さらなるグループダイナミクスで、レベルの高い目標に向けての意欲を引き出していること、支援の過程を大切にしていることなどが、素晴らしいと感じました。

このコメント以外にも、
「○○さんの希望を引き出す提案が素晴らしいですね」
「料理がしたいではなく、習いたいという意欲が素晴らしいですね」
「どうすればできるか、に対する専門的視点と、過程を大切にしたいという支援の姿勢が素晴らしいですね」
といったコメントもありました。

初めて見る人にとっては、感動体験は、なかなか爽やかでしょ?

支援を通じて得られた気付きに対して。
プラスの視点でまとめていく。

このプロセスを、皆さんが「大切に取り組んでいる」ということが、私にとっては“宝”です。

こんな感じで、来週も取り上げてみますね〜(//∇//)
posted by メタマネ佐藤 at 21:31| Comment(2) | 感動体験

2012年09月24日

感動体験、してますか?

皆さん、日々感動していますか?

いきなりですが、感動する心、大切ですよね。

特に、対人援助という、答えのない仕事をしている私たちにとって、一番大切にすべきモノのひとつが、この「感動する心」だと思います。

言い換えるならば、それは感受性のアンテナ。
このアンテナを磨く方法が、日々感動したことを言葉にしてフィードバックする、“感動体験”なのです。

私たち創心会の社員の皆さんは、どこのセンターでも、この感動体験の発表を朝礼で行っています。
発表を通じて、日々の仕事を通じて得られた気付きや感動を、皆で共有する。
そうすることで、他者行動への感受性が高まり、プラス発想のトレーニングになる、という訳です。
そして私は、ケアマネにとって、こうした感動体験は特に重要であると、考えています。

そこでご紹介するのが、感動体験の取組み。

これを簡潔に言えば。

毎週1回、自分が感動したことを文章に綴る。
それに対して、必ずプラス発想でコメントを返す。

これだけです。
ですが、これを繰り返すうちに、自分達でも最初は思いもよらなかった、相互支持的な機能を持つ取り組みになったのです。

言ってみれば、プラス発想の交換日記。
言ってみれば、紙上カンファレンス。
言ってみれば、ピア・スーパービジョン。

実際に取り組んでみて、思いのほか効果があったと思う。
その点を、いくつか列挙しましょう。

@ 感受性を磨くトレーニングになる。
日頃の何気ない訪問から気付きを得る為には、目に見えない感受性のアンテナを磨くことが必要です。
感受性を磨くということは、ケアマネにとって不可欠な、アセスメントを鍛えるということでもあります。
つまり、「気づく能力」を鍛えることになります。

A プラス発想のトレーニングになる。
私たちはとかくマイナス面に目を奪われがちですが、それはある意味自然なことです。
相手のプラス面に注目するのは、意識的にやらないとうまくいかない。
しかし、「できない」発想ではなく、「できる」発想で考えることの重要性は、誰しも認識するところでしょう。
コメントや体験を、プラス視点で考えることにより、発想は鍛えられます。

B 文章を書く力がつく。
ケアマネにとって文章力は、ケアプランの具体性や説得力に繋がります。
わかりやすく、簡潔な文章を書けるということは、漠然とした生活課題を、明確に、具体化できるということでもあります。
文章力をつけるということは、対外的な信用に直結する、重要なスキルです。

C 相互に認めあう関係ができる。
お互いに、苦労しながらも前向きに仕事に取り組んでいることが分かり、深い信頼関係が育ちます。
ともすれば、“ひとり親方”にもなりやすい職種。
絶えず、こうした自己認識ができる場所、できる相手が必要なのだと思います。
その為の関係構築が、この取り組みを通じてできるのです。

その他にも。

感動体験を通じて、その人がどういう考え方をする人なのか、つかむ手がかりにもなります。
悩みごとがあったりして、マイナス方向に気持ちが落ちているときには、なかなか感動体験が書きづらい。
そういうちょっとした気持ちの変化にも気づけるようになり、より深い一体感が育つ、と私は感じるのです。

この5年あまり。
私たちは、一度もこのやり取りを途切れさせたことはありません。
そして、振り返ってみると、そのまま誰の目にも触れず、寝かしておくにはあまりにも勿体ない宝の山(私にとっては、ですが)。

手前味噌ではありますが、この感動体験を来週から少しずつ、ブログで紹介させていただければ、と思います。

お楽しみに!
posted by メタマネ佐藤 at 22:06| Comment(2) | 感動体験