2011年10月02日

メタセレクション マスター キートン。

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さてさて。
本日も日曜日恒例、メタボケアマネが独断と偏見でお届けする、勝手にメタセレクション。
本日取り上げるのは。

浦沢漫画の金字塔、「マスター キートン」です。

浦沢直樹といえば「21世紀少年」とか「YAWARA」、「MONSTER 」なんかを代表作としてあげる人が多いのではないかと思います。
とにかく、出すマンガは長編の大ヒット作品ばかりなので、全てが代表作と言っても過言ではないくらいなんですが、その中でもこの「マスター キートン」に、私はただならぬ思い入れを持っているのです。

なぜならば。

このマンガの主人公であるキートン先生は、「こんな大人になりたい!」と私に憧れを抱かせた存在だからです。

ちょっとだけ,キートン先生の経歴を紹介すると。
日本人とイギリス人のハーフで、オックスフォード大学を卒業した考古学者。
その一方で、イギリスの特殊部隊、SASのサバイバル教官を務めていた経歴を持っています。
現在は、大学で講師を勤める傍ら、ロイズ保険組合の調査員として、数々の難事件を解決に導いています。

はっきりいって、すごすぎ。
「そんなやつぁおらんやろ!(by 大木こだま)」と言いたくなるような感じです。

人柄はというと。

とにかくマイペースで、穏やかで、腰が低い。
ちょっと優柔不断で、自信が無さそうな感じで。
かとおもうと、言うべき時にははっきりと、おだやかに相手に伝わるように話すんです。

その腰の低さが、なんとも言えず“カッコ良い”ように思われるんですねぇ。
なんというか、「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」という感じ。
そして、時々語られる登場人物の一言が、なんとも言えぬ名言だったりするんですね。

ストーリー展開も様々で、ハードボイルドあり、人情話あり。
中でも、特に心に残っているのが、キートンが少年時代に出会った、バスのおっちゃんの話。

ある日、バスのおっちゃんと仲良くなったキートン少年。
おっちゃんは、運転手をしている時はキリッとしているのだけど、バスを降りると、ただの気弱な飲んだくれ。
1日の仕事を終えると、空っぽな自分に気づき、酒に飲まれ、チンピラにボコボコにされてしまう。

そこにさしかかるキートン少年。
今までの人生の失敗がのしかかり、みじめさに押し潰されそうになっているおっちゃんを、なんとか慰めようとするキートン少年。
おっちゃんは、「俺もガキに心配されるようになっちゃおしまいだ。2度と友達なんて思うな」てなことをいう。

それからしばらくして。
ある日、キートンは友達に誘われて度胸だめしに行くが、結果としてみんなで迷子になって、大人たちに大迷惑をかけてしまう。
誘った方の友達は、日頃のやっかみと、責任逃れで「アイツが誘ったから悪いんだ」と、キートンに濡れ衣を着せようとした。

回りの大人たちも冷たい目を向ける中、唯一庇ってくれたのが、そのおっちゃんだった。
おっちゃんは、「俺の友達にそんな目を向けるな」と毅然として言う。

そしておっちゃんは、キートンをとっておきの場所につれていく。
それは、夜明け前のコーンウォールの海。

次第に色を変え、瑪瑙色に輝く海を前にしながら、おっちゃんは誓う。
子供ではなく、一人の友人に語る。
「おれも、もう一度立ち上がろうと思う」と。
おっちゃんのテーマである、「人生の達人」になるために。

この「人生の達人」という言葉が、当時の僕には“どストライク”だった。
シブすぎでしたね。

全編、こんな綺羅星のようなエピソードが目白押し。
全体的にアカデミックで、おしゃれで、ホロリとする感じで。
とにかく、一生大切にしたいマンガです。

そんなマスターキートンも、第1巻の初版を見ると、もう20年以上も昔のこと。

その頃憧れてた大人に、自分はどれだけ近づけたかな……。

う〜〜ん、バツイチってとこだけ一緒だわ ( ;∀;)
人生の達人には、ほど遠いっす ρ(・・、)
posted by メタマネ佐藤 at 17:32| Comment(0) | 趣味

2011年09月25日

メタセレクション 夜と霧。

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さて、今日も日曜日ですから。
私の独断と偏見で、本の紹介をさせていただきます。

本日ご紹介するのは、ヴィクトール・フランクル著、「夜と霧」。
この本は、ナチスドイツ下で行われたユダヤ人の強制収容所について書かれています。
医師、心理学者である著者が体験した、強制収容所の生活とはどのようなものであったのかを、心理学的な観点から書かれています。

私たちは、アウシュビッツを始めとする強制収容所の名前は知っていても、そこでどのような事が行われていたのかまでは、「知らない」という人が多いと思います。
そんな人には、是非読んで頂きたい。

悪名高きガス室で、一体どれ程の人名が奪われたのか。
これを正確に図ることは、もはやできません。

文献によっては、犠牲者の数は400万人とも、600万人とも言われています。
想像を絶する数ですね。

特定の人種を「絶滅させる」事を目的に造られた収容所。
なので、収容と同時に殺害されるケースが非常に多かった、と言われています。
労働力として使えない子供や老人、妊婦などは、即刻“処分”されていく。
労働者は家畜として扱われ、鉄道整備などの重労働に使役され、疲弊し、使い捨てにされる。
多量に殺害しても、費用は安く、後片付けにも手間がかからない、という目的でガス室は作られた、と言います。
つまりは、殺人の効率化。
人間の残虐性、というのははかり知れません。

この本は、そんなおぞましい収容所の体験記。
現代に生きる私たちが、絶対に忘れてはならないモノを教えてくれる、後世に残すべき本です。

収容所生活に、次第に追い詰められていく筆者や収容者。
淡々と、冷静にその様子が記録されていることが、なおさらその凄惨さを感じさせます。

そうした恐怖の体験を経て、筆者がたどり着いた「生き抜くために必要なもの」とは何であったのか。
ぜひ、読んで確かめてほしいと思います。
posted by メタマネ佐藤 at 22:18| Comment(0) | 趣味

2011年09月18日

メタセレクション 希望の言霊。

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ども、メタマネです。
本日は日曜日恒例のメタセレクション。

最近お気に入りの本の紹介をさせていただきます。

私は、いわゆる“名言”というやつが好きでして。

様々な「名言本」を収拾しているのですが、本日取り上げるのがこちら。

いのちの言葉編集部選、「希望の言葉」。

この本はシリーズ化されており、すでに7冊発刊されています。
テーマ別に、癒し、勇気、成功の言葉という感じになってて、それぞれ名言のチョイスが実に素晴らしい。
この「希望の言葉」は、そのシリーズ4冊目として発刊されたものです。

なぜ7冊の中からこの本だけ取り上げるのか、ということには、理由があります。

それは、シリーズの中でこの本にだけ、東北大震災で被災された方、復興支援にあたられた方々の言葉が取り上げられているからです。

元々、この「いのちの言葉」シリーズは、東北の大震災によって大きなダメージを受けた人々の心に、希望の種を届けよう、という目的で発刊されています。

その珠玉の言霊の中から、一部を抜粋してみましょう。

〜日本の救世主になってください。〜
福島原発に向かう消防援助総隊長、佐藤康雄さんの妻

〜愛した人は、たくさんの人を護ったんだよ、と自分に言い聞かせています。〜
南三陸町の危機管理課職員、遠藤未希さんの夫

〜生き残った一人一人が希望の松になる。〜
陸前高田市、戸羽市長

〜われらの最大の栄光は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きることにある。〜
詩人 ゴールドスミス

〜死んだ後の天国を楽しみにせず、生きているこの世を天国にしようじゃないか。〜
歌手 ボブ・マーリィ

……などなど。
これらの他にも、古今東西の“希望の名言”がおさめられています。
こうした言葉が、どのような状況で言われたものであるか、そのエピソードもそれぞれに記されています。

また、この本の売り上げの一部は、義援金として被災地に送られます。
地震から半年が経ち、街頭募金もあまり見かけなくなってきた昨今。
継続できる被災地支援の一環として、皆さんも購入されてみてはいかがでしょうか。
posted by メタマネ佐藤 at 11:00| Comment(0) | 趣味

2011年08月28日

メタセレクション 知らない人が損をする。

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今日はまた、メタマネが好きな漫画を取り上げましょう。

本日取り上げるのは、行政書士が主人公の、「カバチタレ」と続編の「特上カバチ」です。
両シリーズを通算すると、すでに40冊以上の単行本が出ていて、ドラマ化もされた人気作品ですね。

このマンガのテーマでもあるのが、「法律を知ってて、さらにきちんと主張できる者が強い」、ってところ。
カバチってのは、広島の方言で「文句」「屁理屈」という意味です。
「文句をたれる」ですから、「カバチタレ」というのは、決して良い意味とは言えないんですよね。

ここで言うカバチタレとは、主人公の行政書士、田村君をはじめとする、大野行政書士事務所の面々のこと。
様々なトラブルを抱えた依頼人の代わりに、法律を駆使して依頼人を助ける、っちゅう話です。
大体ひとつの単行本で完結するような形で話が展開していきますんで、途中からでも違和感なく読みはじめることができます。

そして、テーマも様々。

不倫や離婚をめぐる問題。
悪徳商法に関する問題。
児童虐待、成年後見、セクハラなど、毎回様々に変わります。

この漫画に出てくる登場人物は、例外なく平凡な生活を送っている“一般庶民”。
それゆえに、誰でもこうしたトラブルに巻き込まれる可能性がある、という生々しい怖さがあるんですね。

もちろんフィクションなんですけど、どのエピソードもリアリティが凄いので、身につまされます。
また、分かりにくい法律の入門書としても抜群に向いていると思います。
ただ、漫画のワリに結構字が多いので、読むのには多少時間がかかりますよ。
posted by メタマネ佐藤 at 20:56| Comment(0) | 趣味

2011年08月21日

メタセレクション 「甘え」

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さて、今日も日曜日ですから、恒例のメタセレクションをやりましょう。

本日取り上げるのは、土居健郎先生の名著、「甘えの構造」です。
土居先生は、日本でも指折りの精神科医、研究者でもあります。

「甘え」という概念は、本書のなかでも様々に語られていますが、その中でも端的にその性格を指している部分があります。

それは、土居先生が発表した論文につけられた標題。
「甘えー日本人のパーソナリティ構造を理解するための鍵概念」。

第2章の冒頭にはこうあります。
「甘えという語が日本語に特有なものでありながら、本来人間一般に共通な心理的現象を現しているという事実は、日本人にとってこの心理が非常に身近なものであることを示すとともに、日本の社会構造もまたこのような心理を許容するように出来上がっていることを意味する。」

ちょっとややこしいかもしれませんが、要するに「日本社会は、“甘え”ありきで成り立っている」っちゅう事ですね。

この“甘え”について。
ただそれだけを聴くと、決してプラスの印象には繋がらないと思うのですが、甘えには恋愛感情などの健康的なものや、甘ったれなどの未熟さを現すもの、なかには対人関係依存などの病理的な“甘え”もある、と多層的に捉えられています。

土居先生は、あらゆる心理的な概念というものは、常にその国の言葉を使って介していかなくては分からない、という信念を持っておられます。
なのでこの本は、日本語特有の単語表現をきっかけとして、どのような意味合いで使われて、どのような性格を持ち合わせているかを分析しています。
その意味はとても広く、深い。
それゆえに、一つ一つの語彙を理解しながらでないと、読み進めることそのものが難しい、という本です。

この本の要旨を僕なりにまとめると。

緩やかに、ほどほどにうまくまとめられていた「甘えの社会」が、次第に変容して、ぎすぎすした居心地の悪い空間になってしまうのは、なぜなのか。
そして、私たちはこれからの社会をどのように生きていけば良いのか。
甘え、という日本独特の概念を通して見ていこう。

という感じでしょうか。

一つ一つの言葉や文章を、理解しながら読み進める必要があるために、なかなか手応えがある本だと思います。
みなさんも、どうぞご覧ください。
posted by メタマネ佐藤 at 11:45| Comment(0) | 趣味

2011年08月14日

メタセレクション 神の沈黙

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さてさて、今日もメタマネがおすすめする本の紹介をしちゃいましょうか。

本日取り上げるのは、遠藤周作先生の名作「沈黙」。

遠藤先生は、自らを弧狸庵先生(コリアン先生)等と称する粋人。
生き方も含め、私自身も「かくありたい」と敬愛する人物の一人です。
そして、敬虔なクリスチャンでもある。

そんな遠藤先生の、代表作とも言えるのが、この「沈黙」ですね。
私がこの本と出会ったのは、中学生の頃。
この本を読み終えた時、私の“キリスト教”に対する概念は、ガラッと音をたてて変わってしまった。
それほどの衝撃でした。
これと、その後に読んだ、三浦綾子先生の「塩狩峠」は、「僕もクリスチャンになろうかいな?」と思うほど、衝撃だったんです。
まぁ、私は現在、真言宗ですが (//∇//)。

さて。

舞台は、島原の乱の直後の長崎。
キリスト教が禁制となり、激しい弾圧を受けていた頃の話です。

主人公はそんな当時の日本に潜入したポルトガル人司祭、ロドリゴ。

キリシタンに対する激しい弾圧、拷問、そして踏み絵。
苦しめられ続ける、隠れキリシタンたち。

彼らは言います。
「なぜ自分達がこれほどひどい目にあわされなくてはいけないのか!」
「神は、こんなひどい目にあわされている、私たちに何もしてくださらないのか!」

渦巻く不信と裏切り。
志を持って日本にやってきたロドリゴですが、密告の恐怖に怯え、背教者に絶望しながら、次第に神の存在を疑っていくようになります。

この“神の沈黙”こそが、この小説の主題。
全編を通じて、「信仰とは何か」という重い課題を投げ掛けてきます。

残忍な拷問と、絶望の果てに、ロドリゴが見た「神の姿」とは、どのようなものだったのか?
神は最後まで沈黙したままだったのか?

その結末は、皆さん自身が確かめてください。
哀しくも、希望と愛に満ちたラストは、涙が溢れてくるでしょう。
神の愛とは、そういうことなのか、と。
posted by メタマネ佐藤 at 13:47| Comment(0) | 趣味

2011年08月07日

メタセレクション 八甲田山。

日曜日恒例メタセレクション。
さて、本日取り上げるのは。
新田次郎著「八甲田山 死の彷徨」。
実際におきた遭難事件を詳細に追跡取材し、小説化したものです。

時は明治35年、日露戦争開戦前夜。
ロシアとの決戦を前に、寒冷地における戦闘、行軍が可能かどうかの実験を行うため、2つの歩兵部隊に対して冬の八甲田山を行軍するよう指示を出します。

徳島大尉率いる小隊は、少人数の精鋭を集め、見事に雪中行軍を成し遂げますが、対する山田少佐率いる部隊は、210名のうち、199人を失うという大惨事を起こします。

なぜ、このような違いが生じたのか。
これが、この小説のキモといえる部分かもしれません。

この小説は、実際に起きた事件を元に、ヒューマンエラーの恐ろしさを問いかけます。
自然と人の戦いの、あまりに哀しい結末。
……色々と、考えさせられる本です。
posted by メタマネ佐藤 at 13:48| Comment(0) | 趣味

2011年03月07日

ややキン通。

昨日のボードの影響で、やや筋肉痛があるものの、思ったほどには疲れてない。

「オレ、結構若いじゃん」

とか思いつつ、何もない所で何度かつまづいた。
足は、意識と違って思うほど上がっていない様ですね。

う〜む…(-"-;)。
posted by メタマネ佐藤 at 23:33| Comment(0) | 趣味

2011年03月06日

ビバ、雪山。

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今日は職場の皆さんとスノーボードに行きました/(.^.)\

いやぁ、みなさん若いねぇ。
おぢさんボーダーには、なかなか体力的にキツうおましたが、時折休憩など挟みつつ。
充実した休日を満喫しました。

今年は雪が多かったので、この時期でも十分に滑る事ができましたね。

さぁ、明日も頑張るぜぃ!
posted by メタマネ佐藤 at 22:08| Comment(2) | 趣味